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自殺者3万人以上、ニート増加、人間として望ましい生き方とは 【平成23年2月 】

1、先日ある新聞で、全国的に広がる万引き被害の急増にどうしたら良いか、その対策について識者達が思い思いに意見を述べておりました。

・規範意識の低下、不況も影
・防犯ミラーの増設、見張りの強化
・厳罰化

などを言うだけで「盗みをしない心」を教育することが急務であると言う人は残念ながら一人もおりませんでした。

 犯罪のない明るい社会になるためには、見張りを強化したり、罰を厳しくすることも必要ですが、結局は私達一人一人が、自分も他人も大切にする思いやりのある行いを実践しなければ始まりません。ですから人間として望ましい生き方、つまり良心を育てることが何より大切だと思います。

 あの「北風と太陽」のお話のように、圧力をかけて(罰を厳しくして)行いを正そうとしても、心は納得しておりませんから、今度は見つからないように、さらに巧妙な手口を考えるようになりがちです。他人(ひと)を思いやる「心」を育てることが何より大切です。

 戦後60年以上日本の教育は、自主性個性の尊重ばかりが強調されましたので、いつの間にか他の人はともかく自分さえ良ければいいと思う人や、責任を他になすりつける自分勝手な人が増えてきてしまいました。「思いやりの心」を教えることを忘れていたのです。いや臆病にさえなっていたのです。

 著名な解剖学者である養老孟司さんは「自主性個性を尊重するからと言って、自由にふるまっていたら人間にはならない。社会に適応出来るよう強いて変えるのが教育である。」と言っています。

 今こそみんなの心の中に、人間として望ましい生き方、良心を育てるために立ち上がらなければなりません。本来は国が文科省を中心にして教育すべきことですが、それにはまだ相当な年数がかかります。それを待っていたら世の中はとりかえしのつかない事態になりかねません。
 非行犯罪のない明るい社会になるためには、人間として望ましい生き方、つまり

・耐えて努力する心
・生かされていることに感謝する心
・うそを言わない正直な心

を育てることが何より大切だと思います。

2、現代の社会は嵐の海を羅針盤のない船で航海しているようなものです。どう進んでいいか、人間として望ましい基本的な生き方、羅針盤がないのですから難破するのは目に見えています。

・自殺する人は毎年3万人以上。
・ニートの数は一向に減らない。

3、私達人間は、この地球の摂理、つまり大自然のルールの中で命を与えられ生かされている生き物です。大自然のルールにそった生き方を皆が心がけてこそ、私達人間のしあわせが約束されます。

国、民族、宗教を超えて世界共通の人間として望ましい生き方が必要です。この大自然の摂理にもとづいた人間として望ましい生き方を「宗道」と言います。「新しい大切な道」という意味です。

4、宗教は選択科目ですが、宗道は人間の必修科目です。

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