フランス パリ同時テロ事件より考える。宗教は人生の選択科目、宗道は必修科目。
こんにちは
紅葉が夕日にあかあかと、音もなく散っています。秋が終わりました。
いよいよ十二月、平成二十七年もあと一ヶ月となりました。一年のしめくくりの時です。一日一日を大切にして下さい。
この尊い十二月のお守は、あなただけを護る守護神符です。必ず身につけていて下さい。そして一日一回は声高らかに堂々と「三誓」をお唱え下さい。厄災から護っていただき、しあわせになる事が出来ます。同時に世界の平和に貢献することでもあります。
○先日十一月十三日に起こったフランス パリの同時テロ事件。
イスラム教の一生懸命な信者達「イスラム国」の人達は、「アラーの神は偉大なり」と叫んで銃を乱射し、自分達と違う宗教の人を次々と殺しました。130人が殺され、350人が重軽傷を負ったのです。
○宗教は自由ですから何を信仰しても良いのですが、熱心な信者さんになればなるほど、自分の信ずる神様を尊崇するあまり、他の神様を信仰する人達を軽視するようになります。そして、批判されたり風刺されたりすると、無性に腹が立って、異教徒の命を奪っても、尊崇する神様にむしろ喜ばれると思ってしまうのです。自爆しても来世は神様に守護していただけると思ってしまうのです。
○どの宗教もこの危険性をはらんでいます。ですから宗教はあまり一生懸命にならないで、ほどほどにしておくのが良いのです。できれば宗教に頼らなくても生きてゆける人に成長してほしいと思います。
○仏教は宗教ではありません。「宗道」です。
私達人間は摂理(ルール)つまり自然の摂理の中で、命を与えられ生かされている一つの生き物ですから、自然の摂理にふさわしい生き方をしてこそ人間の存続も繁栄も約束されますが、そうでなければ滅亡してしまいます。この自然の摂理に基づいた人間として望ましい生き方を「宗道」と言います。
○ですからどんな宗教を持つ人も、宗教を持たない人も「宗道」の生き方を最優先しなければならないのです。宗教は人生の選択科目ですが、「宗道」は必修科目です。
平成二十七年十二月一日
本光寺住職 宗道普照会 大石 純厚
本光寺住職 宗道普照会 大石 純厚
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