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忍耐や努力を忘れ、自分勝手な言動ばかりでよいのでしょうか。【平成23年3月】

1.あの覚醒剤使用の酒井法子(ノリピー)容疑者。大スターから地獄への転落。わかりきっていてなぜやるのか。

  人生おもしろおかしく過ごせばいいと、先のことはあまり考えず、一時の快楽におぼれてしまう生き方に流されてしまったのです。しあわせを得るためには、忍耐や努力も必要であるという人間として望ましい生き方(宗道)を知っていたらと惜しまれます。

2.衣食住の整った先進国日本で自殺者が毎年3万人以上にもなる。自殺の理由は色々あると思いますが、もうちょっとだけ耐えてがんばってみるという生き方(宗道)を知っていたら、だいぶ違ってくるのではないでしょうか。

3.生活支援、医療援助、子育て支援等、私達は国から恩恵を受けています。でも感謝の気持ちがなければ、援助は当たり前のことになって、やがて不満が大きくなります。

  定額給付金もいただいた時はちょっとうれしかったけど、今はどうでしょう。感謝の心が育っていないと、援助は砂漠に水をまくようなものです。いくらまいても足りません。一人一人に感謝の心(宗道)を教えることも大切な援助ではないでしょうか。

4.このように今、日本の国では、望ましい人間としての「心」を育てることをしていませんから、どんなに良い政策を行っても満たされず、不満ばかりが増大してゆきます。

  規範意識が弱いですから、自分さえ良ければいい、他人などかまっていられないという気持ちが強くなり、社会の秩序は崩壊してゆきます。まさに今こそ国の一大事です。今こそ宗道の教えが必要です。

5.エズラ・ボーゲル(ハーバード大名誉教授、30年前の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者)は

○今の日本は国全体を代表して発言し、説明する力がない。統一された意見もない。日本の政治はバラバラで何も決まらない。
○中国人は若い人でも国としての考え方を説明できる・まとまった考え方を持っている。だから米国の大統領は、ある問題を日本と中国のどちらに相談するかと言えば中国を選ぶと言っています。

  このように戦後60年間、日本は国の柱となるべき、人間として望ましい生き方、人生観(宗道の教え)を一切教えませんでした。「自主性、個性を尊重しましょう」ばかりが強調されましたので、結局自分勝手な言動が強くなり、収拾がつかない状態になってきました。

  裁判所の法廷で、殺人犯が「人を殺してなぜ悪い。あなたがたは常識に洗脳されています。常識が正しいとは限りません。」と堂々と言い放つしまつです。希望をもって生き生きしているべき若者達が「早く死にたい。死んで楽になりたい」と自殺者が後を絶ちません。何を考えても自由だといいますが、これでいいのでしょうか。

6.あの太平洋戦争は、もちろん二度と戦争をしてはいけませんが、学ぶべき大切なことを教えていると思います。

  それは資源、兵器の乏しい小さな国日本が、世界のいくつもの強国を相手に、よくあれだけ戦えたと言う事実です。それは耐えて努力することの大切さを教えたからです。

  日本の国を守る大切さを教えたからです。国を守るためには死をも惜しまない心の人をたくさん育てたからです。つまり人の心を育てることがいかに大切かということを教えています。

  そこでアメリカは「心」を育てることを恐れて、「心」の教育を一切禁止しました。自主性・個性を尊重して自由にふるまうことを強調したのです。まんまとアメリカの思うつぼにはめられてしまったのです。

7.この憂うべき日本の国を救うのは、人間としての望ましい生き方を説き明かした宗道の教えです。

  守護神符・平和の実践者証をお持ち下さる宗道普照会の皆さんです。皆の幸せのためにも力を合わせてまいりましょう。

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