本光寺境内・建造物
願満朝日日蓮堂
日蓮聖人立教開宗の若き32才のお姿を、「朝日の祖師」としておまつりしてあります。総本山身延山久遠寺第29世日筵(にちえん)上人よりこの「題目堂一結衆」に授与された御本尊が残されております。(1670年寛文10年)今でも早朝より参詣者が絶えない。
古代豪族(有力者)の墓(600年〜700年頃)
庵原(いおはら)の国造(くにのみやっこ)意加部彦(おかべひこ)の配下で旧庵原郡(由比町・蒲原町・富士川町の一部)くらいを治めていた豪族の墳墓。7世紀前半代の県下最大級の荘厳な環頭太刀が出土した。
万葉歌碑「防人の歌(さきもりのうた)」
755年(天平勝宝7年)生部道麻呂(おふしべのみちまろ)が防人(さきもり)として筑紫(九州)へ送られた時に作った歌。「畳(たたみ)けめ牟良自(むらじ)が磯の 離磯(はなりそ)の母を離れて 行くが悲しさ」
東海七福神殿
日本でも屈指の見事な「東海七福神」様が七体おそろいでおまつりされています。その神々しいお姿は芸術作品としても優れています。
一木造りの七福神
東海七福神殿
駿河湾を一望する風光
山頂の釈迦堂より駿河湾を一望する風光は、右手に三保の松原が伸び、左手に伊豆半島が伸びて、海の幸豊かな駿河湾を御仏(みほとけ)が両腕にいだくが如(ごと)し。まさに本地の風光です。
山頂より駿河湾を一望する
桜えびの春漁、秋漁のころともなると、日本一桜えびの町由比漁港から湾内の
漁場に向って30数隻の船団が、エンジンの音を響かせて次々と出航します。
「春風や 駿河の国の本光寺 えび漁(と)る出船 暮れ六つの鐘」